札幌ステラプレイス発 WEBマガジン

ステラ部

4.30
Tue
APR 2024
CREATOR’S VOICE

目を、耳を、
手ざわりを信じる。

2024.04.01 Mon

札幌ステラプレイスの2024春シーズンがスタート。新たなビジュアルに装いを変えた館内はもうご覧いただけましたか?たくさんのアイデアや試行錯誤を経て形になった今回のビジュアル。ここではクリエイターによる制作の裏話をご紹介します。

CREATOR'S VOICE 01
アートディレクター
勝又 祐子
寒かった冬が終わり、生命が芽吹く春。外に出て春風を感じ、自分の感覚も呼び覚まされる瞬間をイメージしました。目を隠し、視覚だけはなく聴覚や触覚、嗅覚も使って、体いっぱいに春を感じる女性を表現しています。 型にはまらない、自分だけのファッションを自由に楽しんで欲しいと考えている札幌ステラプレイスのビジュアル表現として「コラージュ」を2024年のビジュアルのテーマに据えました。新たなアプローチで強く新鮮に見せたかったので、それを実現出来るスタッフの方々にお声がけさせていただきました。今までにないインスピレーションや才能が開花する、そんなエネルギーを見る人にも感じて欲しいです。
CREATOR'S VOICE 02
スタイリスト
行定 幸治
頭の部分をコラージュで表現するというコンセプトだったので、スタイリングという枠で考えるのではなく、よりオープンで自由な発想を意識しつつアナログ的なアプローチで進めました。アートワークがメインですが写真の方向性やスタイリングはシンプルで上質そして強さもありファッション的要素もしっかり表現できるように。そしてファッションを通して時代を切り取れるように今回はレザーアイテムを使うのがベストだと考えました。アクセサリーも民族衣装を想起させるプリミティブなテイストのアイテムがアートワーク、レザーと相性が良いであろうと考えて提案しました。
CREATOR'S VOICE 03
ヘアスタイリスト
KENSHIN
コラージュでヘアスタイルを作るという面においてかなりチャレンジングな課題でした。出来上がりのイメージがその場で分からないことを前提に何十個ものウィッグを用意し、ウェーブをつけたり逆さに吊り上げて風で揺らしたり、カラーリングを変えたりしたものでダイナミックなヘアの流れを作成して、コラージュした時に躍動感があり生き生きとしたヘアを目指しました。なかなかいい感じになったなあと最終イメージを見て満足してます。
CREATOR'S VOICE 04
カメラマン
川上 祐樹
このビジュアルはコラージュで『目が隠れる』+バストアップ。この二つの要素からあまり人間味は要らないのでは・・・、と思い敢えてマネキンを撮影するような感覚で作りました。でも思いきり『マネキン』だと怖くもなってしまいそうなので、口元に少しだけ『人間』を意識しました!!コラージュすることによって色々な要素が1枚の画の中に入ってくるのでライティングはなるべくシンプルで且つ強い光を目指しました。また、最終的には人物はモノクロになるという所も光を作っていく際に気を付けています。
CREATOR'S VOICE 05
レタッチャー
津金 卓也
撮影現場で、いかにイメージを具現化してお見せできるかがポイントになると思ったので、色々な可能性を含め、 いくつかアイテムの組み合わせのパターンを作ってみました。モデルさんの、流れるような仕草が素敵だったのでそれに合いそうな撮影素材を、テクスチャーや色のバランスを見ながら当て込みました。素敵な仕上がりに繋げることができて何よりです。
CREATOR'S VOICE 06
コピーライター
川島 梨紗子
写真では気にならなかった服でも、お店で手に取ったとき無性に惹かれることがあります。その理由を考えると、もしかしたら写真からは読み取れなかったディティールや、手から伝わる感触、布と布が触れ合う音など、さまざまな感覚が自分の判断に影響を及ぼしているのかもしれないと思いました。…そんな分析は置いておいて、直感的に、思いがけない出会いを楽しむ春にしたいですね。
CREATOR'S VOICE 07
クリエーティブディレクター
讃良 奈央子
まだ雪の降る頃にひと足早くやってくるステラの春。館内に掲出されるポスターやフラッグは、あたらしい季節への期待やよろこびを感じさせるものでありたいと思っています。この街に暮らす人にとって春は特別なものだから。誰かのこころを心地よく揺らすことができたらうれしいです。
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