
PLAY NEW STYLE!
この冬はどっちを選ぶ?
BLACK or WHITE
2023.10.16 Mon
日常コーデの定番として取り入れている人も多いモノクロコーデ。シンプルかつモダンで飽きのこない大人のスタイルは、ファッションの不動の地位を確立しています。でも、ひと言でモノクロコーデといっても、素材やシェイプ、アイテムの組み合わせ等でスタイルは全くの別物に。一見ソフトな響きのホワイトコーデがシャープな印象になったり、ブラックコーデが柔らかい印象にも変わるのです。今回は、最旬の4スタイルをご紹介。今の気分は白か、黒か。自分好みのコーデを、ちょっとしたコツでワンランクアップさせましょう。

ニット ¥28,600 / パンツ ¥33,550 / コート ¥50,600
ストール ¥30,800 / シューズ ¥39,600 / バッグ ¥41,800
エヴァム エヴァ [ CENTER 3F ]
ストール ¥30,800 / シューズ ¥39,600 / バッグ ¥41,800
エヴァム エヴァ [ CENTER 3F ]
上品で重厚感のある白を。
清潔感があり軽やかな印象のホワイトスタイルですが、ツイード素材のコートをひとつ入れるだけで、トラディショナルな奥深さが生まれます。コートはノーカラー&7分丈で中のニットを覗かせましょう。合わせるパンツは、エフォートレスでこなれ感のあるワイドなシルエットを選んで。さらに上品な印象をプラスしてくれるのが、レザーのハンドルバッグ。丸みのあるシルエットがやさしい印象。大判の白ストールはさらりと羽織るだけでワントーンカラーのレイヤーに。立体感のあるツイードコートとカシミヤストールは、女性らしさと品の良さを引き立て、白に重厚感が生まれます。いつもよりちょっと背伸びした場所に出かけたくなる、エレガントな白コーデです。


アルパカウールのニット&ウールツイードのコートは素材のコントラストが洗練された印象に。白でワントーンにすることで素材感が際立ちます。
白いコートは、数多くのファッションアイコンたちによって永遠のスタイルとして定着しています。有名なのは、オードリー・ヘプバーンが映画『ティファニーで朝食を』で着用した白いコートや、メーガン・マークルが婚約発表で披露した白コートなど。高貴な彼女たちのアイコニックな白コートの姿は今なお語り継がれています。

ニット ¥40,700 / パンツ ¥31,900 / コート ¥59,400
シューズ ¥16,500
エヴァム エヴァ [ CENTER 3F ]
シューズ ¥16,500
エヴァム エヴァ [ CENTER 3F ]
素材にこだわるシンプルな黒には、
さりげないラフさを。
さりげないラフさを。
ゆったりとしたシルエットのニットとリラックス感ある素材のパンツに、オーバーサイズめのコート。シルエットと素材にこだわった上質な黒は、フード付きコートのカジュアルさをちょっぴりプラスして、気取らないブラックコーデにするのがポイント。重くシックになりがちな黒に、スニーカーでカジュアルさやリラックス感を添えることで、軽さを出すのがカギです。


フードのあるコートからはプルオーバーニットの襟がチラリ。リネンとアルパカ素材をミックスさせた上質パンツにはスニーカーで抜け感を。
時代を超えて愛されるブラックコーデ。力強く、洗練され、時にレジスタンスを象徴する色です。中世以前は、黒の染色が未開発だったため、黒い服は非常に珍しいものでした。20世紀初頭になり、当時ではモードに用いられない黒を、ココ・シャネルがリトルブラックドレスとしてファッションに取り入れ革命を起こしました。1980年代には、日本のブランドであるヨウジヤマモトとコムデギャルソンが黒のコレクションをパリで発表し、「黒の衝撃」と今なお現代のファッションシーンに影響を与えています。モードは黒のイメージがありますが、実は歴史的には近年主流になった色なのです。

ブルゾン ¥15,400 / トップス ¥6,930 / パンツ ¥11,000
ローファー ¥15,950 / バッグ ¥6,930
ハレ [ CENTER 4F ]
ローファー ¥15,950 / バッグ ¥6,930
ハレ [ CENTER 4F ]
マスキュリンなブラックに
女性らしさをプラス。
女性らしさをプラス。
モードなブラックコーデは、ワーク感のあるカーゴパンツとショート丈のトレンチブルゾンに、シアーなトップスを合わせるのが今年風。マスキュリンなスタイルに、透け感のあるトップスが華やかさを演出してくれます。重くなりがちなブラックコーデですが、ソックスなどでどこかに白をほんの少し加えることで軽さがプラス。トートバッグやリュックなどのバッグでカジュアルなバランスをつくるのもおすすめです。


ダマスク柄のシアートップスは、大人っぽい上品な印象に。ビッグポケットのついたカーゴパンツは、アジャスターを絞ってシルエットを出すのが正解。
ダマスク柄やアラベスク柄、ペイズリー柄......。花や植物をモチーフとしたパターンも、多種多様に存在します。ダマスク柄は、シリアのダマスカス地方で生まれた織物の柄です。花や植物、果物を繋がったようにひとつのモチーフにして繰り返す柄を指します。ダマスク織はもともと中世のビザンティンの絹織物のひとつでイスラムの織物だったといいます。トラディショナルでエキゾチックなダマスク柄は、洋服だけでなくカーテンなどのテキスタイルにも人気の柄です。

シャツ ¥12,980 / カーディガン ¥7,920 / バッグ ¥6,050
シューズ ¥11,000 / ループタイ ¥4,400
パンツ スタイリスト私物
ハレ [ CENTER 4F ]
シューズ ¥11,000 / ループタイ ¥4,400
パンツ スタイリスト私物
ハレ [ CENTER 4F ]
フラワー柄とループタイで
シックかつジェンダーレスに。
シックかつジェンダーレスに。
メンズの白コーデは、襟にフラワーモチーフの刺繍が入っているなど、特徴のある白シャツを使ってジェンダーレスな白コーデをつくっていきましょう。目を引く襟の下には、シルバーのループタイをアクセサリー感覚でプラス。ベージュ系のパンツと合わせたら、ブラックの入ったカーディガンやシューズなどでメリハリを。バッグはユニセックスのショルダーバッグがジェンダーレスな存在感に。コーデのコツは、襟の刺繍を際立たせるために他は無地でシンプルにキメることです。


歪みのある丸型パーツのループタイはモード感を演出。リバーシブルのカーディガンは2Wayなのでコーデに合わせて着こなしを。
昨今、メンズファッションのスタイルにも変化が。世界的なファッションの祭典「メットガラ」で男性セレブがスカートを着用したり、ラグジュアリーブランドがメンズコレクションでワンピースやスカートを発表するなど、大手メゾンが男性服に女性的なエッセンスを取り入れたことで、急速にジェンダーレスファッションは広がりを見せています。ファッションだけでなく、男性のネイルも浸透するなど、ビューティでも男性向けコスメやスキンケアも目立ちます。男性の自由な装いは、ますます加速していくことでしょう。